研究室紹介

臨床薬学研究室とは

私たちの研究室では、「患者さんの薬物治療の質の向上を目指して、未来の臨床薬剤師を育む」ことを理念に掲げ、臨床薬学の教育と研究を一体的に推進しています。

とくにがん薬物療法の安全性・有効性の向上をテーマに、臨床現場で得られる課題を科学的に検証し、臨床へ還元することを目指しています。


臨床薬学研究室の特徴

研究室では、臨床薬剤師としての経験や病院との連携を活かし、

  • 抗がん薬の血管外漏出に関する動物実験(マウスモデル研究)
  • がん薬物療法および支持療法に関する臨床研究(電子カルテデータ解析)

などを軸に、基礎と臨床の両側面から研究を進めています。


また、教育面では、学生が早期から臨床現場を意識できるよう、学会発表・病院での共同研究・施設見学などを通じて、現場で活躍する薬剤師と直接交流する機会を設けています。これらの体験を通じて、薬剤師としての将来像を描き、臨床に対する関心と学習意欲を高めることを大切にしています。


研究と教育を通じて、科学的根拠に基づいた薬物療法を実践できる次世代の臨床薬剤師を育成し、医療の質の向上に貢献することを目指しています。